この記事では、羽毛布団クリーニングの料金相場について、場合別に分かりやすく比較しています。
羽毛布団をクリーニングに出したいけど、お店によって料金もサービス内容も色々で迷っちゃう…。結局どうすれば一番お得なの?
羽毛布団を洗濯するなら、自宅やコインランドリーではなく、専門のクリーニング店に出すのが最も無難な方法です。
クリーニング店であれば、中の羽毛の汚れまでしっかり落とすとともに、羽毛布団の「ふっくら」も復元してくれます。
しかしながら、大きくかさばる羽毛布団をお店まで持ち運ぶのも一苦労です。
また、お店によって料金やサービス内容も様々ですので迷ってしまうこともあるでしょう。
自分に合ったクリーニング店を選んで、羽毛布団を賢くお得に洗濯しましょう。
目次
羽毛布団をクリーニングに出す前に、そもそも買い替えが必要かどうかをよく確認しましょう。
お手持ちの羽毛布団が次に当てはまれば、買い替えを検討しても良いと言えます。
羽毛布団は布団カバーをかけて汚れを防止したり、こまめに干して湿気を飛ばすなど、丁寧に使用すれば10~15年程度は十分に使えると言われています。
しかし、それを超える場合や、破れ、穴あきがある場合は、クリーニングするとむしろ悪化する場合もあるので、買い替えを検討すべき時期と言えます。
羽毛布団クリーニングの料金相場について、次の3つの場合別に比較してみました。
それぞれにメリット・デメリットがあり、価格も様々ですので、自分にぴったり合ったクリーニング店を選びましょう。
羽毛布団のクリーニングで店舗へ持ち込場合の料金を比較しました。これらは羽毛布団(掛・シングル)1枚の料金です。
クリーニング店 | 羽毛布団(掛・シングル)1枚【税込み】 |
---|---|
ホワイト急便 | 4,520円(エリアにより異なる) |
白洋舎 | 6,600円 |
うさちゃんクリーニング | 5,500円~ |
ポニークリーニング | 3,000円~(エリアにより異なる) |
平均 | 4,905円 |
店舗型クリーニング(店舗に持ち込み)の料金相場は、羽毛布団(掛・シングル)一枚で3,000~6,600円となっています。
大きなお布団を店舗まで運ぶのが大変ですが、比較的安価であるのが魅力です。
また、布団の状態(汚れ・損傷など)をお店の人と一緒に確認でき、こちらの要望も直接伝えることができるという安心感があります。
羽毛布団を宅配クリーニングに出す場合の料金を比較しました。
これらは羽毛布団(掛・シングル)の料金です。
料金には送料が含まれています。
宅配クリーニング | 1枚 | 2枚 | 3枚 |
---|---|---|---|
しももとクリーニング | 8,800円 | 11,800円 | 13,800円 |
ふとんリネット | 8,800円 | 11,800円 | 12,800円 |
フレスコ | 8,480円 | 10,900円 | 12,700円 |
カジタク | - | 11,800円 | 17,000円 |
ダウネット | 7,000円 | 14,000円 | 21,000円 |
リナビス | 8,800円 | 11,800円 | 12,900円 |
平均 | 8,376円 | 12,016円 | 15,033円 |
宅配クリーニングの料金相場は、羽毛布団(掛・シングル)一枚の場合、7,000~8,800円(送料込み)となっています。
店舗持ち込みによるクリーニングと比較すると、やや料金が高い設定となっていることは仕方ありませんが、何といっても自宅に居ながらにして布団の受け渡しができるというのは大きなメリットです。
羽毛布団をクリーニングした後に保管までしてもらう場合の料金を比較しました。
基本的に、布団の保管サービスはほとんどの場合、宅配クリーニングでしか行なっていません。
羽毛布団(掛け・シングル)2枚をクリーニングから保管までしてもらう際の料金も記載しています。
保管料金 | 羽毛布団(掛け・シングル)2枚をクリーニングから保管までしてもらう際の料金【税別】 | |
---|---|---|
カジタク | 1,000円/パック | 12,800円 |
ダウネット | 2,000円/枚 | 18,000円 |
リナビス | 無料 | 11,800円 |
洗宅倉庫 | 1,500円/枚 | 15,280円 |
ベルメゾン | 150~300円/枚 | 10,900円 |
アイクリーンサービス | 1,000円/枚 | 11,000円 |
平均 | 950円 | 13,290円 |
羽毛布団の保管料金はおよそ無料〜2,000円/1枚程度かかります。
クリーニング料金に保管料金がプラスされています。
保管サービスを利用することで、家の限られたスペースを有効活用することができます。
また、クリーニング店の保管施設では、空調が適切に管理されているので、湿気やカビの心配もありません。
羽毛布団をクリーニング店に頼むメリット・デメリットについてまとめました。
羽毛布団クリーニングに頼むデメリットは3つあります。
自分で洗う手間もかからず、プロに安心してお任せできるのが布団クリーニングの良いところですが、一方で、費用が比較的高くついてしまいます。
低価格の羽毛布団であれば、新品が買えてしまうこともあります。
忘れずに料金を確認してから判断することをおすすめします。
クリーニング店によっても料金は異なります。
当サイトの羽毛布団クリーニングの料金相場を【場合別に比較】にも詳しくまとめてありますので参考にして下さい。
クリーニングを利用するなら、羽毛布団をお店まで持ち込む必要があります。
かさばる布団を、お天気の心配をしながらお店まで運ぶのも一苦労ですし、車が必要になるかもしれません。
ただし、宅配クリーニングを利用するのであれば、自宅に居ながらにして布団の預け入れ・受け取りができますので運ぶ手間を省くことができます。
羽毛布団をクリーニングに出すと、仕上がりまで少なくとも1週間程度はかかってしまいます。
お店にもよりますが、夏の繁忙期には1カ月以上かかる場合もあります。
「すぐに綺麗にして、すぐに使いたい」「予備の布団がない」などという場合には不便を感じるかもしれません。
シーズンが終わって収納する前の時期に、余裕をもってクリーニングに出す必要があると言えます。
羽毛布団クリーニングに頼むメリットは3つあります。
羽毛布団を家庭の洗濯機で洗うのは、不可能ではありませんがとても大変です。
洗濯機に十分な大きさが無ければ浴槽で手洗いをすることになりますが、これもかなりの重労働です。
コインランドリーで大型の洗濯機や乾燥機を利用することもできますが、やはり半日程度の時間はかかってしまいます。
クリーニングなら、お店に持ち込みさえすれば、後は指定された日時に受取りに行くだけですので、あなたの時間と手間をスッキリ省いてくれます。
羽毛布団をクリーニングに出すのであれば、何より専門のプロにお任せできる安心感があります。
クリーニング店では、羽毛布団の素材によって時間や行程を細かく調節し、さらにたっぷりの水を使って洗うため布団に負担をかけずに汚れもしっかり落としてくれます。
乾燥についても、布団専用の乾燥機を使用して、布団の中の水分をしっかり飛ばし、羽毛の「ふっくら」を復元してくれます。
また、クリーニング店では万一の場合(破損など)の補償が付いている場合がほとんどですので、安心して利用することができます。
布団クリーニングを扱うお店では、クリーニングによってダニや雑菌などのアレルゲン物質を除去できたかどうかを第三者機関で調査し、ホームページなどで公開しています。
特にダニについては、洗浄や乾燥の工程でほとんどが死滅すると言われていますが、その死骸やフンなどのアレルゲン物質を除去することも重要です。
クリーニング店では、布団専用の洗浄機器でたっぷりの水を使い、これらのアレルゲン物質を洗い流します。
自宅やコインランドリーでの洗濯に比べると、布団クリーニングはダニやカビの残る心配が少ないと言えます。
次に、羽毛布団を自宅やコインランドリーで洗うメリット・デメリットについてご説明します。
羽毛布団を自宅やコインランドリーで洗うデメリットは5つあります。
クリーニングに頼らずに、羽毛布団を自分で洗濯することもできますが、意外と大変な作業となります。
家庭用の洗濯機には冬用の羽毛布団はまず入りませんし、浴槽で手洗いをするにしてもかなりの重労働です。
水をたっぷり含んだ濡れた布団はかなりの重さになります。
また、羽毛布団は、中の羽毛が飛び出さないように生地の目をより詰めて隙間を小さくしているため、通気性が低く、ただでさえ乾きにくい製品です。
湿度の低い晴れた日が、少なくとも2~3日続く時期を選び、その間、干しながら中の羽毛をほぐす、裏返す、の繰り返しが必要になります。
羽毛布団を自宅で洗おうとする場合には、手間と労力に見合った結果が得られるかどうかを良く考える必要があると言えます。
羽毛布団を自宅で洗濯する際には、濡れた布団を頻繁に持ち上げたり運んだりすることになります。
濡れて水をたっぷり含んだ布団は想像以上の重さです。
無理に持ち上げようとすると生地が破れることもあるので注意が必要です。
また、長年使った羽毛布団は、知らないうちに生地が劣化していることもあります。
コインランドリーの洗濯機や乾燥機は強力なため、最悪の場合は羽毛布団が破れて中の羽毛が吹き出すこともありますので、布団をよく点検してから洗濯しましょう。
羽毛布団のサイズにもよりますが、自宅の洗濯機を使う場合、洗濯機の容量が少なくとも7~8㎏以上であることが必要です。
洗濯機に無理やり押し込んで洗濯すると、羽毛布団が洗濯機のフタなどに触れて、回転の摩擦で生地が破れたり、洗濯機が故障することがあります。
また、洗濯物が重すぎて、脱水時に洗濯機が暴れて倒れそうになることもあります。
洗濯機の容量は取扱説明書で確認できますので、容量に不安がある場合には、無理をせずにクリーニングに出すか、コインランドリーの大型の洗濯機を利用しましょう。
自宅やコインランドリーで羽毛布団を洗濯する場合、「乾燥」が一番のポイントになると言っても過言ではありません。
乾燥が足りないと、カビや臭いが発生し、最悪の場合、アレルギーの原因となることもあります。
羽毛布団を乾かすには、時間と手間がかかる上、中まで本当に乾いているかは判断しにくいものです。
コインランドリーの乾燥機で完全に乾いたと思った場合でも、自宅でさらに2~3時間程度は自然乾燥させるのが理想です。
ダニの死骸やフンなどのアレルゲン物質を除去するには、羽毛布団をたっぷりの水で洗濯することにより洗い流すことが必要です。
この点について言えば、布団を傷めないように十分な水量で洗濯している布団クリーニング店に比べると、自宅やコインランドリーでの洗濯は少し心もとないと言えます。
前述したとおり、布団クリーニング店であれば、アレルゲン物質がどれだけ除去できているかを第三者機関で調査をしています。
ダニアレルギーなどに不安がある場合は、こうしたクリーニング店の利用を検討するのも良いでしょう。
羽毛布団を自宅やコインランドリーで洗うメリットは2つあります。
クリーニングに出すよりも費用を安く抑えることができるのが、自宅やコインランドリーで洗うことのメリットです。
コインランドリーであれば、洗濯から乾燥まで合わせて1,600円~2,000円程度の出費で済むため、クリーニングに出すよりもかなり費用を抑えることができます。
羽毛布団をクリーニングに出すと、仕上がりまで少なくとも1週間程度はかかります。繁忙期であれば1カ月近い納期となることさえあります。
その点、コインランドリーであれば、その日のうちに洗濯を完了することもできます。
ただし、前述したとおり、羽毛布団を完全に乾かすためには、追加で数日の時間が必要になることがあります。
「すぐにキレイにして、すぐに使いたい」などという場合には注意が必要です。
羽毛布団クリーニングに頼む時の注意点について、4つのポイントをご説明します。
羽毛布団を長年使っていると、中の羽毛も汚れてきます。
そして、その汚れのほとんどは汗などの水溶性のものです。
したがって羽毛布団は、ドライクリーニングではなく、布団を丸ごと洗濯(水洗い)する必要があります。
羽毛布団をクリーニングに出す場合には、ドライクリーニングではなく、水洗い(ウェットクリーニング)であることを確認してから頼むと良いでしょう。
長年使った羽毛布団は、気づかないうちに側生地も劣化しています。
生地の弱っている部分があると、クリーニングの途中で破れてしまい、中の羽毛が出てきてしまうこともあります。
基本的に、破れのある羽毛布団はクリーニング店で受け付けてもらえませんので、クリーニングに頼む前に全体を良く確認してから持ち込みましょう。
なお、ほんの小さな穴やキズ程度であれば、お店によっては補修布を貼り当てて対処してくれることもありますので、気になる場合は事前にクリーニング店に問い合わせてみましょう。
カビや黒ずみ(シミ)は、クリーニングであっても完璧には落ちないこともあります。
特にカビは菌糸を伸ばして増殖し、繊維の奥深くへと「根」をおろしていきます。
「根」をすべて取り除くことは難しいため、色が残ってしまうことがあるのです。
シミについても、やはり時間の経過とともに繊維の奥へと入り込み固着するため、完全に除去するのが難しい場合があります。
強力な薬剤は羽毛布団に大きなダメージとなるため、お店によっては、カビやシミが完全には落ちないことの了承を事前に求められることもあります。
羽毛布団をクリーニングに出す場合には、こうしたことを理解しておくことも必要です。
クリーニング後の羽毛布団は、外気との温度差により、若干、湿気がこもることがあります。
そのため、戻ってきた羽毛布団はすぐに袋から取り出して、3時間ほど陰干しをして湿気を飛ばしてから収納します。
布団は毎日使うものだけに、こまめに洗濯したいのはやまやまですが、大物だから手間も時間もかかります。
そもそも「羽毛布団の洗濯頻度はどのくらいが適当か」に目安はあるのでしょうか。
布団メーカー大手である東京西川の公式サイトによると、「布団は毎日使うものだけに汚れ方は意外と早く、3~4年に1度は丸洗いしたいものです。」とされています。(参照元:東京西川公式サイト)
一般家庭での羽毛布団の洗濯頻度は、特に汚れ具合が気になる場合は「年に一回程度」、そうでないなら「3~4年に1回程度」が適当であると言えそうです。
羽毛布団を使用するシーズンが終わったら、収納する前のタイミングでクリーニングに出すと良いでしょう。
羽毛布団をクリーニングに出した場合、どのくらいの日数で仕上がるのかを「店舗型クリーニング」と「宅配クリーニング」とで比較してみました。
羽毛布団を店舗型クリーニング(お店に持ち込む)の場合にかかる期間は次のとおりです。
クリーニング店 | 仕上がりまでの期間 |
---|---|
ホワイト急便 | 預かりから2週間 |
白洋舎 | 預かりから3週間 |
うさちゃんクリーニング | 預かりから2~3週間 |
ポニークリーニング | 預かりから3週間 |
羽毛布団を宅配クリーニングに出す場合の日数・期間は次のとおりです。
宅配クリーニング | 仕上がりまでの期間 |
---|---|
フレスコ | 預かりから1~2週間 |
しももと | 注文から10日~2週間 |
ふとんリネット | 預かりから最短10日 |
カジタク | 預かりから最短10日 |
ダウネット | 預かりから10日程度 |
リナビス | 預かりから10日程度 |
せんたく便 | 預かりから最短20日 |
宅配クリーニングは、店舗型に比べて短い期間で羽毛布団の洗濯を仕上げてくれるようです。
羽毛布団のクリーニング後に、そのまま次のシーズンまで預かってくれる保管サービスをしているクリーニング店もあります。
クリーニング店の保管施設では、空調が適切に管理されているので、湿気やカビの心配もありません。
家の限られたスペースを有効に使いたいという人や、保管中の湿気やカビの心配をしたくないという人は、保管サービスのあるクリーニング業者を選ぶと良いでしょう。
ここまで、羽毛布団クリーニングの料金を場合別に比較してきましたが、羽毛布団をクリーニングに出すなら、宅配クリーニングが最もおすすめと言えます。
おすすめの理由として、「全国どこからでも高品質のクリーニングができること」「持ち運ぶ手間と労力が一切不要であること」が挙げられます。
インターネットで申し込みのできる宅配クリーニングなら、全国どこに住んでいても一律の価格・品質でサービスを受けることができます。
価格や品質に不安を持ちつつ近所のクリーニング店に持ち込む必要はもうありません。
宅配クリーニングであれば、価格や品質、口コミなどをネット上で確認した上で、自分に合ったクリーニング店を利用することができます。
宅配クリーニングは、自宅に居ながらにして布団の預け入れ・受け取りができるサービスです。
かさばる布団を、お天気の心配をしながらお店まで運ぶのも一苦労ですし、小さいお子さんを連れてとなればなおさらです。
宅配クリーニングであれば、専用の集荷キット(梱包資材)が用意されており、指定の運送業者があなたの自宅まで集荷に来てくれます。
同様に、仕上がり後も自宅まで届けてくれるのでとても便利です。