ここでは、ダウンジャケットをクリーニングに出さないとどうなるのか?クリーニングに出すタイミングはいつがよいのか?についてみていきます。
ダウンジャケットのクリーニング代は高いけどクリーニングに出さないとどうなるのかな?
ダウンジャケット・コートのクリーニング代は高いし、あまり出したくかったり、そもそもクリーニングに出さなくても大丈夫なのでは?と思っている方もいるかと思います。
しかし、あまり汚れてなさそうだし、出さなくていいかと来年までしまっておくと大変なことになる可能性が高いです。
目次
ダウンコート・ジャケットにクリーニングは必要です。
ダウンコートやジャケットは汚れていないように見えて、汗や皮脂、ほこりなど外で様々な汚れがついてしまっています。
もしこれらの汚れを放置しておくとおそろしいことになる可能性があります。
どうなってしまうのか、詳しく見ていきましょう。
ダウンに付着した皮脂や汗、そのほかの汚れからシミができた状態になります。
しかも、知らない間にできることもあるので厄介です。
洗わないで次のシーズンまで収納しておくと、シミができる可能性が非常に高くなります。
特に襟元など皮脂や汗の汚れが付着しやすい場所にシミができることが多いです。
ダウンに汗などを放置しておくと汚れだけでなく、くさい臭いが出るようになってしまいます。
何とも言えない臭いが出るだけでなく、付着した汚れから雑菌が繁殖し、虫食い穴の原因になってしまうこともあるので注意が必要です。
汚れたままのダウンを次のシーズンまでクローゼットに保管するということがないようにしましょう。
ダウンをクリーニングに出す時期ですが、特別目立った汚れがない限り、着用シーズンが終わり収納にしまう前に出します。頻度は1年に1回でOKです。
あまり回数を多くするとジャケットによってはダメージになり、生地が痛んででしまうこともあります。
ただし飲み物をこぼした、雨に濡れたなどで目立つシミができた場合は、なるべく早く出しましょう。
目立つシミは放置する期間が長くなると、それだけ除去しにくくなるからです。
なお、ダウンジャケットの汚れは自分でも防止し、手入れすることが可能です。
ダウンコート・ジャケットのクリーニング頻度を減らせる効果的な手入れの仕方は3つあります。
順番に詳しく見ていきましょう。
表面が汚れてくるとダウンジャケットの通気性と見た目が悪くなってしまいます。
そのため表面のほこりや毛玉は、衣類用ブラシで日常的にブラッシングしましょう。
防水スプレーを使うことで、コーヒーのとびはねや雨や雪など水分が原因でできるしみを防止することができます。
注意するべきは防水スプレーの種類です。
シリコン防水スプレーの場合表面に膜を張ってしまうのでダウンジャケットの通気性が悪くなります。
テントなどアウトドア用に使うスプレーもやめましょう。
例えば、ニクワックス(NIKWAX) ダウンプルーフという製品はダウン製品専用で評判も高いようです。
使う際は説明書を読みスプレーをかけすぎないようにしましょう。
かけすぎると、ダウンジャケットにスプレーのしみができたりもします。
ポケットや襟元やそでに防水スプレーをすることで、皮脂や汗、ファンデーションによって発生する汚れやしみも防ぐことができるので、クリーニングに出す頻度を減らすために有効な方法と言えます。
衣類のにおいや汗などによる菌の繁殖を防ぐために除菌消臭スプレーを5回ほどかけ、乾かすために風通しの良い場所に1日つるしておきます。
風通しの良い場所につるしておくことで、内部にこもりがちな汗の湿気も乾き、気持ちよくジャケットを着ることができます。
ここまでの3つの手入れ方法をやるとやらないのでは、ジャケットの傷み具合に差が出ます。
お気に入りのジャケットを何年も綺麗に着心地よく使いたいという場合はぜひやってみてください。
大事なダウンは高級専門クリーニングがおすすめです。
クリーニング屋によって異なるのですが最低1週間ということが多いです。
宅配クリーニングの場合は、1週間+郵送および返送の日数がかかります。
ダウンジャケット・コートの場合、洗った後干す際に、乾燥機は基本使えません。
クリーニング屋の場合、洗った後ダマや羽毛の偏りができないようにプロの人が丁寧に日数をかけて自然乾燥してくれるのが基本です。
もし3日など極端にクリーニング期間が短い場合、乾燥機を使い無理やり乾燥させたものが返却される可能性もあります。
急速に乾かすと以下のような問題が出ます。
そのためよほど急がない限り1週間の期間でクリーニングしてくれる店を選びましょう。
ダウンをクリーニングに出す前に、次の記事で「ダウンの種類別の料金相場」や「最適な頻度」「かかる日数」「よくあるトラブルの対策方法」などについて疑問を解決しておきましょう。