冬に使用した毛布をしまうときや、毛布が汚れてしまったときに、どうやって洗えば良いのか悩んだことはありませんか?
例えば、このような悩みです。
- 分厚くて大きいから洗濯機に入らない
- 水洗いしても良い素材かわからない
- コインランドリーでキレイになるか不安
このように困ったことがある方のために、コインランドリーやクリーニングで毛布をキレイに洗って、寒い冬に気持ちよく使うための方法をご紹介します。
Contents
毛布はコインランドリーで洗濯できる?
結論から言いますと、毛布はコインランドリーで洗えます。ただ、素材によっては洗えない毛布もありますので注意が必要です。
どうやって判断するかというと、毛布についている表示タグを見てください。「水洗い可」で、素材が化学繊維であればコインランドリーで洗濯できます。
具体的に説明していきます。
コインランドリーで洗える毛布
次のような化学繊維の毛布はコインランドリーで洗えます。
- ポリエステル
- アクリル
- レーヨン
具体的に化繊の毛布はどんな物か、例を挙げていきます。
- ニューマイヤー毛布(毛足が長く、一枚仕立てのもの)
- マイヤー毛布(毛足が長く、二枚仕立てのもの)
- マイクロファイバー毛布
- フリース毛布
ご自宅に一枚はあるのではないでしょうか?これらは比較的安価であるのに暖かく、軽量で洗濯もしやすいので、最近では主流になっています。
コインランドリーで洗えない毛布
次のような天然素材の毛布はコインランドリーで洗濯できません。
- ウール
- カシミヤ
- アンゴラ
- アルパカ
- 絹
動物の毛・絹の毛布は、水洗いすると縮みや色落ち、ゴワつきの原因になりかねないため、クリーニングに出すことをおすすめします。
ただし、天然素材の中でも、綿毛布ならコインランドリーで洗濯できます。
毛布をコインランドリーで洗う方法!洗い方は?
お手元の毛布が洗えるか確認できましたか?ここからはコインランドリーでの洗い方の手順を簡単に説明していきます。
下準備
- 目立つ汚れがないか確認。シミなどがあれば、衣類用のハイターなどでつまみ洗いしておくと確実です。
- 洗濯表示に「ネットに入れてください」と書いてある場合は、毛布用の洗濯ネットを百均などで用意しておいたほうが良いでしょう。
- 両替機が壊れていたり、自販機が近くにない場合に備えて、小銭を多めに用意します。
手順は以下です。
- コインランドリーに到着したら、どのサイズの洗濯機に入れるかを決めます。決め方は、各洗濯機に貼ってある「一度に洗濯できる目安」を参考にしてください。このとき、毛布を入れても洗濯槽に少し空間ができるほうが良いです。空間がないと、洗濯中にうまく撹拌できず汚れ落ちが悪くなってしまいます。
- 毛布を洗濯機に入れ、しっかりと扉をロックします。
- 洗濯水の温度や、洗いの強さを洗濯するボタンがある場合は好みボタンを押しておきます。温度は高いほうが汚れ落ちが良いですが、毛布が傷むリスクがあります。尚、お金を投入したあとは、設定の変更ができないことがあるので注意してください。
- お金を投入したら、自動で洗濯がスタートします。洗濯終了までの残り時間が表示されたかを確認してください。※洗剤は自動投入されるので、入れる必要はありません。
- 洗濯が終わったらロックは解除されますので、速やかに取り出してください。放置すると臭いやカビの原因になります。
- そのまま乾燥機に移し替えます。乾燥機の大きさについては、大きめのサイズを選んだほうが早く乾きます。扉に目安のラインが引いてありますので参考にしてください。
- 乾燥機に毛布を入れたら、中温に温度設定をして、必要な時間分だけお金を入れ、終了したら取り出します。
以上がコインランドリーで毛布を洗う手順です。ポイントは洗濯機と乾燥機の大きさ選びだけです。それ以外は機械に任せればOKなので、簡単ですね。
洗濯にかかる時間は?1度に何枚洗える?
結論から言うと、洗濯に要する時間は30分~40分程度です。洗濯機の大きさが違っても、洗濯の時間はほぼ同じで、この時間で脱水まで完了します。
コインランドリーで洗濯するにあたり、あらかじめどのくらい時間が掛かるかを把握しておけば、後々の予定が立てやすくなりますよ。
また、季節の変わり目は毛布を何枚かまとめて洗うこともありますよね。一度に洗える枚数は、毛布の厚みと大きさによって変わります。
以下に洗濯機の大きさと、それに適した毛布の枚数目安をまとめました。
洗濯機サイズ | 毛布サイズ | 入る枚数の目安 |
---|---|---|
8㎏ | シングル一重 | 2枚 |
ダブル | 1枚 | |
14㎏ | シングル一重 | 3枚 |
ダブル | 2枚 | |
22㎏ | シングル一重 | 5枚 |
ダブル | 4枚 |
乾燥にかかる時間は?
乾燥に掛かる時間は厚手の毛布で30分~40分です。早く乾かすコツとして、乾燥機のサイズはなるべく大きなほうが良いでしょう。
毛布自体が良く回転し、熱風が全体に行きわりやすくなります。コインランドリーの乾燥機はガスを使っているのでパワーが強く、天日干しよりもかなり短時間で乾かすことができます。
乾燥の温度に注意
大抵の乾燥機には温度設定のボタンがあり、低温・中温・高温の中から選ぶことができます。その中で毛布に適しているのは中温(60度前後)です。
高温は毛布がより短時間で乾きますが、あまりおすすめできません。化学繊維の毛布は熱に弱いため、生地がごわついたり、毛玉ができる可能性があるからです。
ふかふかの毛布が硬くなるのは残念ですし、毛玉ができると保温効果が下がってしまいますから注意してください。
毛布をコインランドリーで洗濯・乾燥させる値段
コインランドリーで毛布を洗濯・乾燥させるにあたり、総額でいくらくらい掛かるのか気になりますよね。以下に洗濯機・乾燥機のサイズごとの値段相場をまとめました。
①洗濯に掛かる料金
洗濯機の容量 | 毛布サイズ | 入る枚数の目安 | おおよその料金 |
---|---|---|---|
8㎏ | シングル一重 | 2枚 | 400円~500円 |
ダブル | 1枚 | ||
14㎏ | シングル一重 | 3枚 | 600円~800円 |
ダブル | 2枚 | ||
22㎏ | シングル一重 | 5枚 | 800円~1000円 |
ダブル | 4枚 |
②乾燥に掛かる料金
乾燥機の容量 | 毛布サイズ | 入る枚数の目安 | 所要時間 | おおよその料金 |
---|---|---|---|---|
9㎏ | シングル一重 | 2枚 | 30分 | 300円 |
ダブル | 1枚 | |||
13㎏ | シングル一重 | 3枚 | 30分 | 300円 |
ダブル | 2枚 | |||
25㎏ | シングル一重 | 5枚 | 40分 | 600円 |
ダブル | 4枚 |
毛布をコインランドリーで乾燥させるメリット

確かに、洗濯した毛布を乾燥機にかけずに、自宅のベランダで天日干しする人も多いです。しかし、乾燥機を使って毛布をしっかりと乾燥させることは、メリットがたくさんあります。
以下にメリットを3つ挙げていきます。
乾燥させるメリット①ダニ対策
乾燥機の熱風で、ダニを退治できることをご存じですか?ダニが死ぬ温度のラインは60度以上と言われているので、コインランドリーの乾燥機を使えば、ほぼ確実に退治ができます。
逆に言えば、洗濯後はまだダニが生きており、天日干しだけではダニが毛布の中に潜り込んでいる可能性があります。特に夏場の湿度が高い季節は、清潔に保ってもダニが繁殖しやすくなりますので冬支度として、毛布を乾燥機にかけることをおすすめします。
乾燥させるメリット②脱臭効果
靴を乾燥機にかけると、嫌な臭いが軽減した経験はありませんか?同じく毛布も、乾燥機を使うことで脱臭できると言われています。
そもそも嫌な臭いの原因は、寝ている間にかいた汗により細菌が繁殖するからです。細菌は水分を好む反面、乾燥にとても弱いという性質を持っています。
だから乾燥機の熱風により洗濯だけでは落ちきらない細菌が減り、ニオイの抑制になるんです。
乾燥させるメリット③殺菌効果
上記に述べた通り、細菌は乾燥にとても弱いという性質があります。そのため、毛布を高温の乾燥機に長時間入れることで、殺菌効果を期待できます。
一部の細菌は乾燥状態でも生き残ることができるため、完全に殺菌できるわけではありませんが、少しでも殺菌できれば気持ちよいですよね。
乾燥のみでもお手入れ効果あり
上記に述べたとおり、毛布を乾燥機にかけることには多くのメリットがあります。
洗濯をする時間がないときは、乾燥機のみでも次のようなお手入れができます。
- 梅雨時のダニ対策
- ニオイが気になるときの脱臭対策
- 除菌スプレーが使えないときの除菌対策(赤ちゃん用の毛布など)
- ふかふかの毛布を使いたいときに
乾燥のみであれば所要時間も10分~30分で、料金も100円~300円程度と安く済みますから、是非試してみてください。
毛布の洗濯で失敗したくないならクリーニングがおすすめ

このような方にはクリーニングがおすすめです。クリーニングは高いイメージがありますが、シングル毛布一枚で1000円程度のお店もあります。
春になると冬物の割引をするお店が多いので、最寄りの店を是非チェックしてください。クリーニングに出せば、洗濯から乾燥、たたみまでを行ってくれるので、そのまま次のシーズンまで保管できて手間が省けます。
特に最近増えてきている宅配クリーニングは、重くてかさばる毛布を運ぶ手間も省けますので、女性に人気があります。また、クリーニング店ではプロが扱ってくれますから、コインランドリーで起こりうる以下のような失敗を避けることができます。
- 色落ち
- 毛玉
お気に入りの毛布はクリーニングに出すのが安心ですね。