ワイシャツの襟汚れをラクラク落とす方法【クリーニングした方が良い場合も解説】


ワイシャツの襟汚れをラクラク落とす方法【クリーニングした方が良い場合も解説】

ここでは、ワイシャツの襟の黄ばみや黒ずみ汚れを自分で落とす方法について解説していきます。

ガンコなワイシャツの襟汚れ…選択しても落ちないし、クリーニングに出した方がいいの?

ワイシャツをおろしたての頃は、洗濯すれば汚れが取れていたのに、着用期間が長くなってくると襟の汚れが気になってきます。

ワイシャツの襟汚れは毎日洗濯していても、徐々に汚れが蓄積されているのです。

ワイシャツの襟汚れをクリーニングした方が良い場合とは?

ワイシャツの襟汚れは自宅でも落とすことができます。

いつもの洗濯にひと手間加えることで驚くほどきれいになる場合もあります。

ただし、以下の場合はクリーニングがおすすめです。

  • 自分でやるのが面倒な場合
  • 紹介する方法で落ちなかった場合

本ページを読み進め、自分でやるのが面倒でないと思ったら一度紹介した方法を試して良いでしょう。

ワイシャツの襟汚れを自分でラクラク落とす方法

ワイシャツの襟は汚れが付きやすく、汚れの性質上落ちにくいものです。

しかし、毎日着るワイシャツをクリーニングに出すのはもったいないと感じる方も多いはず。

では、ワイシャツの襟汚れを自分で落とすにはどうすればいいのでしょうか。

襟汚れには主に2種類の汚れがあります。

襟汚れの2種類
黄ばみ
黒ずみ

この2種類はそれぞれ汚れの原因や対処法が違います。

それでは、それぞれの汚れに適した方法を見てみましょう。

①襟汚れが黄ばみの場合の原因と対処法

1日ワイシャツを着ていただけでも襟はうっすらと黄ばみます。

最初の内は毎日の洗濯で落ちていたものも、日が経つにつれて色が濃くなり目立ってきます。

襟の黄ばみの原因

ワイシャツの襟の黄ばみの原因はずばり皮脂です

ワイシャツの襟は首にこすれやすく、皮脂汚れを奥へ奥へと押し込んでしまうのです。

皮脂は油分ですので、水には馴染まず通常の洗濯では落ちにくいと言えます。

また、油汚れは40~50℃程度の水温で洗濯すると比較的落ちやすくなりますが、水道水の温度はそれよりもずっと低いですので、汚れが落ち切れずに残ってしまうのです。

襟の黄ばみを落とす方法(食器用洗剤)

ワイシャツの襟の黄ばみを落とすには、洗濯洗剤よりも食器用洗剤を試してみましょう。

食器の油汚れをさっと落とせる食器用洗剤は、衣類の油汚れにも力を発揮します

用意するもの
食器用洗剤
40~50℃のお湯

食器用洗剤で襟の黄ばみを落とす手順は次の通りです。

  1. ワイシャツの襟をお湯に馴染ませる
  2. 襟部分に食器用洗剤を直接塗りつけるて優しくこすり合わせる
  3. 軽くゆすいでから洗濯機で洗濯する

家にあるもので簡単に試せる方法です。

まずは試してみるといいでしょう。

②襟汚れが黒ずみの場合の原因と対処法

最初は黄ばみだけだったのに、だんだん時間が経つにつれてワイシャツの襟汚れは黒ずんでいきます。

汚れが蓄積されていく段階で、変色してしまうのです。

襟の黒ずみの原因

ワイシャツの襟の黒ずみの原因は、皮脂と一緒にホコリやチリが蓄積されていくことで黒っぽく見えています。

油汚れに着色汚れがプラスされて、手強い汚れになってしまっています。

黄ばみを落とすための方法だけでは解決できないので、追加の方法を試してみましょう。

襟の黒ずみを落とす方法(酸素系漂白剤)

ワイシャツの襟の黒ずみを落とすには、酸素系漂白剤を使用してみて下さい。

酸素系漂白剤は色柄を守りながら、漂白できる優れものです

塩素系漂白剤の方が漂白力は強いですが、色柄が脱色してしまう場合があります。

また、洗濯表示で塩素漂白がNGになっているものもありますので、漂白剤を選ぶ際は注意して下さい

用意するもの
酸素系漂白剤
ぬるま湯

酸素系漂白剤を使用して、襟の黒ずみを落とす手順は次のとおりです。

  1. 「黄ばみを落とす方法」でご紹介した手順で油汚れを浮かせる
  2. 酸素系漂白剤を溶かしたぬるま湯に20分程度つけ置きする
  3. 洗濯機で通常の洗濯をする

これでだいたいの襟汚れが落ちるはずです。

それでも襟汚れが落ちない場合のスペシャルケア

食器用洗剤も酸素系漂白剤も試したけれど、ワイシャツの襟汚れがどうしても落ちない場合は、スペシャルケアを試してみて下さい。

スペシャルケアには次の3種類の方法があります。

  • セスキ炭酸ソーダを使う方法←おすすめ
  • 重曹+クエン酸を使う方法
  • 酸素系漂白剤+重曹を使う方法

それぞれを詳しく解説します。

セスキ炭酸ソーダを使って襟汚れを取る方法

セスキ炭酸ソーダは皮脂汚れや油汚れに強く、環境にも優しい洗剤です

普段の洗濯でも、ワイシャツの襟汚れにセスキソーダを溶かしたものをスプレーしてすぐ洗濯することで、簡単にキレイな襟を長くキープできます。

用意するもの
セスキソーダ水(500mlの水に小さじ1のセスキソーダを溶かしたもの)

セスキ炭酸ソーダで襟汚れを落とす手順は次のとおりです。

  1. セスキ炭酸ソーダ水をワイシャツの襟にスプレーする
  2. 20分程度放置してから軽くもんで、洗濯する

重曹+クエン酸を使って襟汚れを取る方法

アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を掛け合わせると発泡します。

その発泡の力で汚れを浮き上がらせる方法です。

発泡した時のガスは無害なものですし、重曹もクエン酸も地球に優しい洗剤ですので安心して使用して下さい。

用意するもの
重曹水(250mlの水に小さじ1の重曹を溶かしたもの)
クエン酸水(200mlの水に小さじ1のクエン酸を溶かしたもの)

重曹とクエン酸で襟汚れを落とす手順は次のとおりです。

  1. 重曹水をワイシャツの襟にスプレー、もしくはブラシなどを使って塗りこむ
  2. クエン酸水をワイシャツの襟にスプレーする
  3. 発泡したらそのまま洗濯する

酸素系漂白剤+重曹を使う方法

酸素系漂白剤と重曹とアイロンなどの熱を使うことで、とても強力な洗浄力を発揮します

色柄が脱色してしまう可能性があるため、注意が必要です。

アイロンはスチームを利用し、直接布に触れないように注意しましょう

用意するもの
酸素系漂白剤
重曹
アイロン、もしくはドライヤー

酸素系漂白剤と重曹で襟汚れを落とす手順は次のとおりです。

  1. 酸素漂白剤を説明書き通りの分量でぬるま湯に溶かす
  2. 重曹:酸素漂白剤液=1:2の分量になるように溶かす
  3. ②の溶剤をブラシなどでワイシャツの襟に塗りつける
  4. アイロンのスチームやドライヤーで熱を与える
  5. 溶剤を洗い流してから洗濯する

ワイシャツの襟汚れがどうしても落ちなければクリーニングへ

ワイシャツの襟汚れがこれまで紹介した方法で落ちない場合はクリーニングしかありません。

100%襟汚れが落ちるという保証はありませんが、どうしても取り除きたい汚れの場合は試してみる価値はあるでしょう。

ワイシャツクリーニング店選びで迷っている場合は、次を参考にしてみてください。

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宅配クリーニング博士

宅配クリーニング博士です。
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